岩手台風、鮭の孵化にも影響

鮭は、産卵のために自分が生まれた川に返ってくる。本州で一番鮭がとれるのは岩手県。台風10号の余波がここにも深刻な影響を与えているという。
人工の孵化施設が浸水し、泥水になってしまったそうだ。県には20ヵ所の施設があり9ヵ所が被害を受けた。施設の中には東日本大震災からようやく復興をはたした施設もある。
今月末には鮭が返ってきてしまう。そのために放流事業も行うなど、長い年月をかけ鮭漁を続けてきた。
小本浜漁業協同組合の幹部・金沢良彦さん(58)は「採卵はこれからが時期なのに」とコメントした。金沢さんによると、震災時は漁船こそ流されたが孵化施設は山間にあるため被害を免れた。今回は真逆なのだという。
鮭の帰化には5年後ほどかかるといい、今年放流できないと5年後に打撃を負うことになるのだそうだ。
打撃をうけたのは農業だけではなかった。早い復興が望まれる。